訪問看護ステーション経営者と考える外国人労働者は受け入れられるのか

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先週はお二人の訪問看護ステーションの経営者のかたとお会いしました。 タイムリーな話題なので、お二人とも外国人労働者のお話をされていました。 しかし、内容は真逆でお一人は外国人が介護の現場で受け入れられるか課題があると言われ、もうお一人は人材が足りないのだからどんどん活用するべきと仰っていました。 在宅介護の現場ではサービスを受ける側の意識も関係してきますから、その部分への対応も必要になってきます。 人員が増えてもご利用者が減っては本末転倒です。

外国人労働者受け入れ見込み数

外国人労働者の受け入れ対象として検討している介護の受け入れ見込み人数が示されました。介護には重点配分され、介護業は初年度の5000人に対し、5年目までの累計は5万~6万人と試算されています。

施設での外国人介護職

日本とインドネシア、フィリピン、ベトナムとの間ではEPA協定に基づき、インドネシア人・フィリピン人・ベトナム人看護師・介護福祉士候補者の受け入れがされています。インドネシアからの受け入れは平成20年度、フィリピンからの受け入れは平成21年度、ベトナムからの受け入れは平成26年度から行われています。病院や施設での受け入れはされていますが、あまり身近に感じている人の方が少ないのではないでしょうか。言葉の問題があり、資格取得のハードルもかなり高いようですね。国家資格ですから優遇するわけにもいかないです。

今後に向けて

外国人労働者が介護の人員不足の解消に繋がることを大いに期待したいですが、外国人労働者の中には行方不明者がいたりとまだまだ課題も多いようですので、これらの問題への解決策をしっかり打ち出して、安心安全に介護が受けられるような仕組みを作ってもらいたいですね。      

寺岡 純子

合同会社カサージュ 代表
主任介護支援専門員/BCAO認定事業継続管理者/看護師
急性期の看護師を経験した後、1999年に介護福祉の世界に転向
前職場では、介護事業の運営と約400名の部下育成に携わる
現在は、独立し居宅介護支援事業所を運営する傍ら、介護研修事業を展開
特に、介護BCPは介護現場とBCPの両方を理解している講師としてさまざまな方面から高く評価をいただく

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介護コラム
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