【管理職必見】 人が定着しないという悩みを持つ事業所の特徴と対策

介護業界の慢性的な人材不足は外国人労働者によって解消されるのでしょうか。 人材不足に関する数字と離職対策についてお話したいと思います。

介護人材の離職率

公益財団法人介護労働安定センターが実施した平成29年度「介護労働実態調査」の結果によると平成28年10月1日から平成29年9月30日までの訪問介護員、介護職員の離職率は16.2%で前年度の16.7%からは僅かに改善しています。 一方で、介護サービスに従事する従業員の不足感(「大いに不足」+「不足」+「やや不足」)は66.6%で前年度の62.6%を大きく上回っており、平成25年以降、4年連続して不足感が増加しているそうです。 これだけでも介護の現場は過酷で、介護の仕事が大変であることがわかります。

有効求人倍率とは

有効求人倍率というのは、有効求職者数に対する有効求人数の割合のことで、雇用動向を示す重要指標のひとつです。 景気とほぼ一致して動くので、景気動向指数の一致指数となっています。 厚生労働省が全国のハローワークの求職者数、求人数をもとに、「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」で毎月発表しています。 有効求人数を有効求職者数で割って算出し、倍率が1を上回れば人を探している企業が多く、下回れば仕事を探している人が多いことを示します。 2018年9月の有効求人倍率は前月から0.01ポイント上昇し1.64倍で人手不足感が強い状況が続いています。

介護職の有効求人倍率

そんな中、介護職の有効求人倍率は4倍を超えています。一人の求職者に対して4つの事業所が手をあげるイメージです。 いわば、介護職は引く手あまたの世界です。(適性や条件が合わない方もいますが)裏を返せば条件がとんでもなければ辞めても働くところには困りにくいと考えられます。 やりがいがない、働きにくい、上司と合わないということがあれば無理してまでもしがみつく必要もないと考えている人が多いでしょう。

職場を人員不足にしないために

答えはひとつ。それは、離職されない事です。 退職者を出すと、いつ補充出来るかわかりません。人員ギリギリで運営していて退職者を出せば、事業の継続も危ぶまれます。 あなたの周囲にも一つや二つくらいは人員の補充が出来ない為にやむなく閉鎖を余儀なくされた事業所があるのではないでしょうか。

管理職・リーダーの心構え

退職の理由には、転居など個人の事情によりやむを得ないものと、何とか出来たものがありますが、退職の理由の1位は人間関係です。 経験上表向きには他の理由を着けている場合も多いので、他の理由に比べてダントツだと思って良いでしょう。 管理職やリーダーにとって一番大切なことは円滑なチーム形成が出来る力を付ける事です。 人が定着しない、人員不足の事業所では一時的には見せかけの利益が上がるかもしれません。人が足りていないということはその分の人件費がかかりませんからね。 ただ、いずれどうなって行くかは想像出来ますね。 業績を良くするためには人間関係を良好なチームを作らなければなりません。忙しいという理由で、部下とのコミュニケーションを疎かにしていないか自身を振り返ってみてください。 今日は部下とどんな話をしたでしょうか。売上や営業の話ばっかりで、どんな気持ちで仕事が出来ているのか、悩んでいることはないかなど気にかけることは出来ましたか? 部下がどんなことを考えているのかを知るのは1on1面談だけでは不十分です。常にコミュニケーションに努めるように意識してください。 部下とのコミュニケーションは相手に沢山話してもらうことを心がけましょう。

~人が定着しない職場の特徴~

上司が自分の言いたいことだけ言い、部下の話をしっかり聞かない これがチーム全体の雰囲気に影響してくるのです。

良好なコミュニケーションのポイント

美味しいラーメンを食べたことがない人が美味しいラーメン屋にはなれません。部下に対して良好なコミュニケーションを取れるようになるためには、自分自身も上司から良好なコミュニケーションを取ってもらうのが一番です。 残念ながら自分も上司と良好なコミュニケーションが取れていないという人は、まずは自分が話をしていて心地いいひとと、どんな会話をしたかを分析してみてください。 良好なコミュニケーションの具体的なテクニックはまた、別の機会に書きたいと思います。