ケアマネジャーは対人援助の場面が多い仕事ですので、身だしなみをきちんと整えることに留意されている方も多いと思います。しかし、自分ではきちんとしているつもりでも、気が付かないうちに相手に不快感を与えていることもあることを知っておかなければなりません。
見た目の印象を相手にどう思われてるかを知ることは難しいですので、相手に不快感を与えるものは何かを知り、対策を講じていきましょう。
この記事は見た目で損をすることのないケアマネジャーになるための方法を解説していきます。
おしゃれとと身だしなみの違い
おしゃれと身だしなみの違いがわかりますか?おしゃれは自分の価値観の中でTPOに応じた表現をします。ですから、その価値観が合致した場合は共感を得ますが、そうでもない場合もあります。あくまでも主体は自分目線になります。
それに比べて、身だしなみは相手に不快感を与えない、ある意味万人受けする無難なものである必要があります。それを堅苦しいと感じる人もいるかもしれませんが、ケアマネという職業ではビジネススキルとして抑えておく必要があります。
身だしなみ一つで相手との信頼関係や、説得力に大きな違いが出ることも実際の現場ではよくあることです。逆を言えば、身だしなみに注意するだけで人に信頼を与えることもでき、それはそれほど難しいことではないということです。
ケアマネジャーの身だしなみチェック
見た目で信頼を失わないようにするために、ケアマネジャーが気をつけておくべきチェックポイントは次のようなことです。
頭髪
髪は清潔感が現れるところです。高齢者とのコミュニケーションでは距離を近くとることもしばしばありますので、髪が汚れていたり、フケがある、においがするなどないように注意します。シャンプーは毎日するようにしましょう。
朝時間がなかったなどの理由で寝癖が付いているのは、いい加減な印象を与えます。髪型はすっきりして女性で髪が長い場合はきちんとまとめるようにします。
また、カラーリングは極端に派手な色やブリーチはNGです。高齢者や介護者の中には極端なカラーリングに嫌悪感を抱く人は意外と多いものです。黒髪に近い方が落ち着いて見え、信頼感が得られることを意識しましょう。
介護職の時はきちんとしていたのに、ケアマネジャーは直接介護をしないから髪型は関係ないという自分勝手な解釈は、信頼を失うことにもつながりかねません。
顔
洗顔や歯磨きはきちんとしましょう。女性は薄化粧をし、化粧崩ればないように時々チェックします。男性は毎日きちんと髭を剃ります。ケアマネジャーは外回りも多く、日焼けや肌荒れにを注意しましょう。
また、眼鏡が指紋などで汚れているのも見苦しいので定期的にクリーナーできれいにし拭いておくようにします。
手
書類の説明をするときなどに、手がきれいかは目につきます。感染予防の為手洗いや消毒を頻回に行うケアマネジャーは手荒れしないようにハンドクリームなどでの手入れを欠かさないようにしましょう。
爪はきちんと切りそろえるようにします。長すぎる爪はパソコンのキーボードが打ちにくく、業務の効率も悪くなります。
事業所によってはネイルを認めているところもあるかもしれませんが、派手な色やネイルアートはケアマネジャーの仕事には不向きです。相手に不快感を与えないものを選ぶようにしましょう。
服装
ユニフォームがある場合はきちんと着こなします。ボタンが取れそうになっていないかや汚れていないかに気をつけましょう。
ユニフォームがなく、私服の場合にはカジュアルになりすぎないように気をつけます。Tシャツやトレーナーなど襟のない服はだらしなく見えます。スーツでない場合は襟付きのシャツやポロシャツなどが良いでしょう。
また、洗濯をきちんとして襟元や袖口の汚れやにおいには気をつけます。
足元
ケアマネジャーはご利用者の家に上がることが多いので、靴や靴下にも気をつけましょう。汚れている、かかとがすり減っていることがないようにチェックしておきます。
女性の場合は、ハイヒールやサンダルは仕事には適しません。また、ヒールがすり減っているとみすぼらしく見えるばかりか、細かい部分に配慮しない大雑把な人という印象を与えてしまいがちです。大雑把な性格が悪いわけではありませんが、ケアマネジャーとしてそのようなイメージが先行してしまうことは、マイナスになることが多いので注意しましょう。
靴下に穴が開いていたり、ストッキングが伝線していないかにも気を使い、不測の事態に備えて呼びを持っておくようにします。
また、靴を脱いだとたん、強烈なにおいを発する失敗も良くあります。靴下だけでなく靴への臭い対策も怠らないようにしましょう。
その他
仕事で使用する時計や名刺入れなどの持ち物も、仕事としてふさわしいものをえらびましょう。
ケアマネジャーは書類や荷物をたくさん持ってご利用者のところへ行く必要があるため、大き目のバックを使用することが多いと思います。大き目のバックは角がすれてきたり、肩から掛けるひもが切れたりしがちなので、そのあたりも注意しておきましょう。
相手が不快に感じる点とその対策
ケアマネジャーとしてチェックしておくべきことを挙げましたが、大人に対して、身だしなみについて指摘をしてくれる人はあまりいません。多くの場合は不快に感じたことを本人には言わず、本人も相手に不快感を与えていることに気が付かずにいるのです。ですから、セルフチェックが必要になります。
セルフチェックにおいても、見た目の場合は気が付きやすいですが、特ににおいに関しては人は自分の臭いには鈍感で気が付かないものです。他人の見た目は指摘できても、体臭や口臭などのにおいに対しての指摘はしにくくないでしょうか。ただ、他人のにおいはとても気になりませんか。自分では良いと思っている香水や強すぎる柔軟剤などにも同じことが言えます。
口臭はないと思っていても3人にひとりはあるという事実
口臭は3人に一人の割合であると言われています。ケアマネジャーは人と接するコミュニケーションの機会が多いので、特に口臭には特に気を付けなければなりません。ただし、口臭は自分では気が付かないばかりか、周囲も気を使って指摘してくれませんので、知らず知らずのうちに相手を不快にする厄介なものです。
口臭の原因は、口の中の雑菌が口の中のタンパク質やアミノ酸などの物質を分解するときに生成される物質によるものです。口臭が起こりやすくなる原因としては①口腔内が不衛生②口腔内の乾燥③唾液の分泌が減少している④胃腸の病気が挙げられます。
口臭対策をしているケアマネジャーもいることでしょう。おもな、口臭への対策は、歯磨きやマウスウォッシュ、口臭を消すためのサプリや錠剤、スプレーなどがあります。
どれも一長一短があります。ケアマネは毎日忙しく、ぎっしりスケジュールが詰まっていることもしばしば。1件の訪問後次の予定に向かうことも多く、昼食後に歯磨きした後のケアがなかなかできないことが多いのでは。なるべく手間のかからないものがいいですね。
まとめ
いかがでしたか。ケアマネジャーの身だしなみのチェックコミュニケーションを円滑にし、相手の信用を得るためにもとても大事です。特にミドルエイジに突入すると認めたくはないですが、見た目も若さでカバーしきれず、体はにおいを発生することが多くなります。
せめて、他人が指摘しにくい口臭や体臭は自分でしっかりと対策をするようにしましょう。何より周囲の人に臭いって思われているのは嫌ですしね・・・
同僚で口臭や体臭が気になる人には、「自分も使ってるこれいいよ」などさりげなく対策グッズを紹介してみるのも一つの手かもしれませんね。
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