
超高齢社会において高齢者の一人暮らしや老老介護が増加の一途をたどる中、自宅での生活が難しくなり施設入所を考える方も増えてきています。一口に施設と言ってもその種類は様々でそれぞれに特徴があります。どんな施設なのか、そこが自分に合っているかはなかなかわかりづらく、一度入所すると簡単には次の棲家を探すことは困難です。我慢を強いられて苦痛な毎日を送ることは避けたいですね。ここでは実際の施設選びに失敗した事例と紹介会社を活用する方法をお教えします。
老人ホームの探しかた
高齢者施設には特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、ケアハウス、有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者住宅などがあります。
入居の条件や金額は施設によって様々です。実際に入居してからのサービスの内容やスタッフの数などもそれぞれの施設で全く違います。
これらを外部から調べてどこが良いかを決めるのは非常に労力を使うことになり、日々の介護と並行して行うには効率が悪いと言えます。
そこで、老人ホームの紹介会社を活用することをおすすめします。
紹介会社はそれぞれの施設の情報をしっかりと集約し、実際に施設の見学まで行っているので雰囲気やパンフレットではわからないような情報、中には職員の生の声も聞いている紹介会社もありますので、希望に沿った施設の紹介を受ける早道になります。
あなたが安易に紹介した施設があまり良くない施設だったとしたら、お互いに気まずい関係になってしまうと思いませんか?
紹介会社を通じて、入居される本人も巻き込みながら終の棲家を探すように促していくのが手間もかからず、良い施設に出会える方法と思います。
実際に経験した失敗
これは私がケアマネジャーをしていた時に聞いた実際のお話です。
<事例1>高齢者が知人に勧められるままに見学に行ったケース
身寄りのない独居の女性。近所に住む友人が独居だから安心のためにとサービス付き高齢者住宅に一緒に見学に行こうと誘い、見学に行ったところ「今すぐ申し込まないともう入れない」と、次の日に契約をさせられ1週間以内に転居するように指示された。それを知ったケアマネがまだ、在宅生活が継続できる状況であり、入居の希望も聞いていなかったため、業者に1週間での入居を延期するように伝えたが、「本人が決めた、契約もしている」と受け入れられず。サービス付き高齢者住宅でありサービスは外部の事業所を利用してもよいと契約時には言われていたというが、実際は自法人のサービスしか選択できず、思っていたイメージと全く違ったと後悔されたが、もとの住居も引き払っており帰る場所はなくなった。ケアマネジャーも1か月で自社のケアマネに代わってもらうと強引に変更させられたため、その後の生活は分からない。
<事例2>有料老人ホームのパンフレットを鵜呑みにして失敗したケース
高齢者夫婦。父親の認知症が進行してきたため、母親の負担の軽減のために自宅の近くの有料老人ホームのパンフレットを取り寄せた。中身にはレクリエーションやイベントが充実しており、毎日やりたいことを実施しながら楽しく暮らせるというような内容がたくさん書かれており、気に入った家族は早速見学に行った。見学時にもパンフレットの内容と同じような説明を受け、ここならと契約を行った。すぐに入居しなければならない状況ではなかったが、施設に言われるがまますぐに入居させた。ところが入居してみると、人手不足や希望者がいないなど様々な理由をつけてイベントなどは全く実施されず、それを知った家族が話が違うと憤慨し入居金の返金と退所を求める顛末となった。
施設選びを失敗する原因
上記のようなことが、頻繁に起こっているのです。自分は大丈夫と言い切れますか。
失敗につながった大きな原因は、
- 入居者本人、または家族で見学、契約を行っている
- 施設側の言われるがままに早急に入居をしている
ということです。
業界のことを良く知らない利用者本人や家族だけで説明を聞いても話を鵜呑みにしてしまい、相手の思うつぼです。重大な決断をするわけですから、専門家を同席させて話を聞くべきなのです。また、空きがなくなるなどと言い、入居を急がせて熟考させない、他の施設との比較をさせないというのは危ない施設の常套手段です。
紹介会社を活用するメリット
老人ホームの紹介会社はあらゆる老人ホームを見ている専門家で、入居希望者の味方です。上手に活用していくようにしましょう。
- 紹介会社への費用は無料。
- あらゆる施設の情報をまとめた資料があり、事前に簡単に比較することができる
- 立地や金額などの希望条件に合う施設を紹介してくれるため自分で探す手間がかからない。見学の段取りもしてくれる。
- 見学にも同席してくれるため、施設の言いなりになることがなく安心できる。
利用者にとってはメリットが大きいので使わない手はないです
厳選の紹介会社とオススメポイント
紹介会社もたくさんあるのでどこを選ぶのが良いか迷いますよね。まずは無料の資料請求をしてみて、比較するとそれぞれの紹介会社の強みが見えてくると思います。
私のおすすめの紹介会社とおすすめポイントをお教えします。
全国30万件以上の介護施設が検索できるデーターベースはまず検索してみる価値あり!
色々な個人情報を提供するにあたり、運営会社が大手の株式会社エスエムエスなので安心感があっていいですね。
WEBでの登録後は有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅だけでなく特別養護老人ホーム、グループホームまでたくさんの施設の見学の手配をお願いできます。
まずは登録してみることをお勧めします。
HPの老人ホーム選びに関する情報が豊富!老人ホーム選びに関する様々な情報も掲載されているのでわからないことを事前に調べることができます。
現在全国の3500以上の施設が掲載されていいて、希望条件に応じた施設の検索が可能です。メールで気軽に問い合わせができるのは忙しい介護者には助かりますね。
また、住宅選びのプロである「宅建主任者」や「介護経験者」など有料老人ホーム選びに必要な知識を持ってる専門スタッフがいるので細かいことまで安心して相談できます。
東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏、特に東京23区、大田区、世田谷区、豊島区、板橋区に特化し、 有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者住宅を紹介。 都内1000以上の施設と首都圏3000以上の施設と提携している地域特化型紹介センター。
富裕層に特化していることも特徴的。
メールで気軽に問い合わせができる点がいいですね。
相談から入居まで3~7日で行えるスピード対応や引っ越し後の片づけのサービスは助かります。入居後のフォローまで相談員が対応していたりと入居者にとってありがたいサービスが充実しています。地域が合う方は是非。