

実家を出て暮らしているのですが、親は一人暮らし
なので時々は様子を見に行かないと
心配なんですよね。

実家に帰って生活の状況に変わり
がないかを確認しておくことは、
認知症の兆候がないかをチェック
するためにも大切なことですね。
現代は虫のように大家族の家庭は減っているので、親御さんと離れて暮らしている方がほとんどではないでしょうか。そのため、時々は帰省をして親の様子に変わりがないかを確認しておきたい思っている方は多いのではないでしょうか。とはいうものの、なかなか帰省をするのは難しいですし、帰省しなくても見守りができる方法があればよいと思いませんか。
ここでは、高齢の親御さんを見守るためにはどのような方法があるのかをご紹介していきます。
頻繁には帰省できないので離れて暮らす親が心配
セコム株式会社の親と別居している40~50代の男女を対象に「親の見守りについて」の調査では、離れて暮らす親のことを心配している人は約8割で親が独居の場合にはその割合がさらに高いとの結果が分かりました。多くの人が離れて暮らしている親のことを心配しているということです。
なかでも、どのようなことを心配しているのかとの質問には94.0%が「病気やケガ・熱中症などの健康面」と回答しています。
では、皆さんどの程度連絡を取っているのかというと、電話もLINEやメールのどちらの方法でも週に1回が一番多い結果になっています。次いで月に2回と以外に少ない印象です。お元気だと安心していることもあるのでしょう。
つまり、何かあった時にその状況をいち早く知りたい、危険な状況を未然に防ぎたいが元気なうちは干渉しすぎないようにしているということが言えるのではないでしょうか。
帰省をしなくても上手に高齢者の見守りができる方法
オンライン帰省を推奨されたところで、実家にパソコンやWi-Fiなどのシステムがないとオンライン会議も難しいですし、やり方を教えるのも大変です。
普段からしっかりと見守り体制を整えておいて、いざというときに安心できるようにしておくことが望まれます。
では、上手に高齢者の見守りを行うためにはどうすればよいのでしょうか。自分たちで工夫して行えることや役所などのサービスとして行われているのも、民間のサービスなど様々なものがありますので、状況に応じて最良の方法をえらぶようにしましょう。
【高齢者の見守り方法】
- 電話やLINEで連絡する
- 近隣の人にお願いする
- 食事の宅配サービス
- 自治体の緊急通報システム
- 郵便局の見守りサービス
- 警備会社の見守りサービス
- 機器を利用した見守りシステム
- センサーを利用した見守りシステム
それぞれにメリット・デメリットがあるのでどれが良いかは、事前によく吟味するようにしましょう。また、身体状況などの変化によってはその状況に合う見守りサービスが変わってきますので注意が必要です。
見守りサービスを選ぶポイント
見守りサービスを選ぶときにはどのようなところをチェックすればよいのか、そのポイントを知っておきましょう。
親の暮らし方や身体状況に合わせる
親がまだ元気なうちはあまり干渉されたり、監視されるような見守りは嫌がられます。見守られる人が不快に感じないものを選ぶようにすることが一番大事といえます。
しかし、高齢者は自分はまだ大丈夫という過信に陥りがちですので本人の意見ばかりを受け入れていると必要な見守りができないこともあります。拒否傾向にある場合はさりげなく見守れるタイプのものが抵抗が少ないでしょう。
必要なサービスを吟味する
年齢や身体的な状況、持病の有無、認知症の傾向など対象となる方の状況によって必要なサービスは変わってきます。
対面で安否確認をしたほうが良いのか、体調が悪くなった時に通報できるシステムがあったほうが良いのか、日常の生活の状況が確認できるだけで良いのかなど必要なサービスを吟味していきましょう。
おすすめの見守りサービス
まだ、身の回りのことが自分でできるがもしものときに備えたいという場合におすすめな見守りサービスが東京電力エナジーパートナーの【遠くても安心プラン】です。
これは分電盤にセンサーを取りつけて、家電の使用状況を見守るもので、高齢者の1日の生活をさりげなく見守ります。見守り方法がカメラではないので監視されている感じがないところが見守られている側にも受け入れられやすいでしょう。
また、家電の使用状況が分かるだけでなく見守り先の天気や気温も知らせてくれる機能があります。それ以外にも、猛暑にエアコンを利用していないなどの通常とは異なる状況をしたときには契約者に確認のメールを送信してくれるなど、遠くの家族にも安心の機能が付いており、必要な時には自宅に訪問してもらって確認を依頼することも可能です。
オンライン帰省で浮いた費用は有効活用を
今年はオンライン帰省をすることにして、浮いた費用を有効活用し、離れて暮らす親御さんに安心をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。