介護経営者を悩ませるコンサルタント

介護事業を経営されている経営者の中にはコンサルを受けられている、または受けようか悩んでいる方も多いかと思います。

私の周囲には介護事業のコンサルを実施している方が何人かいるのですが、口を揃えて言っていることがあります。

それは、「クライアントが提案したことをやってくれない・・・」

なぜ、そのような事が起こるのか、コンサルを選ぶときはどうすればよいかなどをご説明したいと思います。

コンサルを利用しようかと考えている方は参考にしてくださいね。

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コンサルを受けるメリット

コンサルを受けるメリットは、事業の課題を整理してどのようにすればうまくいくのかを、第三者の意見を聞くことができることです。

特に課題の整理は第三者の目が入ることによって、気が付かなかったことへの新たな発見が出来ることが多く、その部分を改善するだけで業績や社内の人間関係の改善につながる大きな期待が持てます。

また、知識や経験の豊富なコンサルであれば、複数の対処方法を持ち合わせており、経営者が考え綱ないような、状況に応じた適切な提案を受けることが可能になります。

経営者は事業について相談するような人を持っていないのが多く、良いコンサルに出会うことは、力強い右腕を獲得したことになります。

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コンサルを受けるデメリット

ではコンサルを受けるデメリットはどのようなものでしょうか。

介護のコンサルタントでいえば、介護にはデイサービス、訪問介護、居宅介護支援、有料老人ホームなど様々な事業形態がありますが、自分が経験したことのないサービスメニューの運営ははっきり言ってわからないと思います。それほど、メニューが違えば対策も違います。地域性もあります。

そのあたりの認識を知ってか知らずか、経験のない事業のコンサルを受けてしまっている例が多く見受けられます。効果が出にくいのは当然のことです。

幅広く、多くの地域の事情を経験したコンサルは全国組織の大手事業者の出身者でないと難しいと

思います。

ところが、さも自分が経験があるかのように振る舞い、高額のコンサル料を搾取し効果の出ないコンサルを実施している人が中にはいるのです。

私が今までにお会いした中にも、残念ながらこのような「偽物コンサル」が数名いました。

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コーチングとコンサルの違い

コンサルの悩みのクライアントが提案したことを実行しないというのには、どこに問題があるのでしょう。

その原因は、経営者が腹落ちしていないということに尽きます。経営者が、うちに足りないのはそこだ、すぐにやろうと思うと考えれば、人員が、費用がと言わずに実行するはずです。

しかし、なんだかんだと理由をつけ実行しないのであれば、それば経営者の中で腹落ちしない違和感があるのです。

それをコンサルがなぜ自分の言ったことをしないんだと言っているようでは、その関係はもう破綻していると言えるのでないかと考えてしまいます。

経営者には理念や信念があります。それを重んじずに自分の経験や知識の中でやり方を強要することは一番嫌がる行為なのではないでしょうか。

その点においては、コーチングは対話を通じてクライアントの中から今やったほうが良いと思うことを導き出します。自分で考えて自分で実行できるようにサポートします。目標設定を行い、達成するまでの進捗管理をしながら出来たこと、出来なかったことを分析しながら次の一手を考えていき間ます。

全く無知の分野の相談はコンサルが良いですが、すでに知識のある分野の相談はその知識を基にコーチングを受けたほうが経営者は行動に移しやすいのです。

まとめ

経営者の右腕は解決方法を提案するコンサルよりも、経営者への対応を行うエグゼクティブコーチングを実施するコーチにしたほうが良いですが、共通の認識をするためにも課題の分野のコンサルもできるコーチを見つけることがベストと言えます。

じっくりと話を聴き、信頼できる右腕を見つけていってください。

 

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