次亜塩素酸水を手作りするときに失敗しない方法をナース目線で解説

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様々な菌やウイルスに効果のあるとされる次亜塩素酸水は今注目を集めています。中には、手軽に使用できる除菌剤として、次亜塩素酸水を手作りで作りたいと考えるひとも多いのではないでしょうか。そんな人のためにここではナース目線から次亜塩素酸水を手作りする際に失敗せず、確実な除菌効果のある次亜塩素酸水を得る方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。

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次亜塩素酸水を手作りで失敗しないためには

次亜塩素酸水を手作りするときの失敗はphや残留塩素濃度が適正にならないことが一番多く見られる失敗です。ですから、この残留塩素の濃度やphを適正にできるかがカギになります。

次亜塩素酸水を手作りする方法

次亜塩素酸水を手作りする方法は2つあります。

方法①:次亜塩素酸水生成用の機械を使用して、食塩水または塩酸を
電気分解して作る
方法②:次亜塩素酸ナトリウム水溶液を炭酸中和して作る
専用の機械を使うか使わないかで方法が違います。しかし、厚労省や経産省が有効性を認めているのは電気分解をする方法になります。
(参考)
漂白剤として家庭に広く普及しているハイターやミルトンなどの次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めるだけでは、次亜塩素酸水にはなりません。物品に対する除菌効果はありますが、人体への影響が大きいため手指などには使用できませんので注意してください。

次亜塩素酸水が適正濃度にならない原因

次亜塩素酸水を手作りするときにphや有効塩素濃度が適正濃度にならないのには、いろいろな原因があります。

  • 使用する食塩に不純物が混じっていたり、水の成分によってphが安定しないことがある
  • 保存する容器が汚れている
  • 保存中に残留塩素の濃度が下がる

次亜塩素酸水は有機物に触れると濃度が下がり効果がなくなります。したがって、適正濃度にするためには、材料は有機物の混入していない清潔なものを使用し、水も場合によっては浄水を使う必要があります。

また、次亜塩素酸水は紫外線にあたると分解されて水に変化してしまいます。そのため、保存するときは直射日光を避け、短期間で使用する必要があります。

どのくらいで効果が落ちるかは、保存条件等によって変わってきますが、早いものでは2,3日で効果がなくなる場合もあり注意が必要です。

次亜塩素酸水を手作りするに必要なもの

次亜塩素酸水を手作りするのに必要なものは、電気分解する方法では次亜塩素酸水の生成器と塩と水(浄水)となり、炭酸中和する方法では炭酸水と次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックス®など)で市販されているのもので作ることが可能です。

次亜塩素酸水を手作りするメリット

次亜塩素酸水を自宅で手作りするメリットは、身近な材料で作れるため、市場で売り切れになる不安がないlことに加え、自分の好きなタイミングで作ることができることです。

次亜塩素酸水を手作りするデメリット

次亜塩素酸水は加湿器に入れて噴霧することで、空気中の除菌ができるとされていますが、加湿器に使用するとなるとたくさんの量が必要になります。しかし、たくさんの量の次亜塩素酸水を自宅で作ろうと思うと高額な大型の生成器が必要となり、設置場所や価格についてもよく考えなければなりません・
(参考) 大型次亜塩素酸水生成器
     小型次亜塩素酸水生成器

濃度の計算が難しく、作成した次亜塩素酸水の濃度のチェックは欠かせません。ただし、濃度のチェックは試験紙などを使用して、それほど難しくなく出来るでしょう。
(参考)高濃度遊離残留塩素測定アクアチェック

また、確実な次亜塩素酸水を生成しようとすると電気分解する製法では塩や水、炭酸中和する方法では次亜塩素酸ナトリウムや炭酸水などのランニングコストがかかってしまいます。

以上のことから、一般の方がご家庭で適正な濃度の次亜塩素酸水を手作りすることのメリットは、手間がかかる割には少ないのではいかと思います。

手作りで次亜塩素酸水を作る方法を紹介しているサイト(自己責任で)

それでもどうしても次亜塩素酸水を手作りしたいという方向けに、次亜塩素酸水の作り方を解説したサイトをご紹介します。

ただし、作成する場合は本サイトでは一切責任は負えませんので、あくまでも自己責任でお願いします。

(参考サイト)家庭で作る次亜塩素酸水 作り方 ノロウイルス、インフルエンザ対策、空間除菌消臭

次亜塩素酸水の手作りは面倒だと思ったら生成器や購入もおすすめです

除菌効果や消臭効果があり、安全性も高い次亜塩素酸水ですが、自分で手作りするのは少し難しいかなと持ったら、いきなりまずは小型の生成器の購入や製品を購入するところから始めてみるのもおすすめです。

除菌や消臭が確実にできることが目的なので、手軽で安心できるのが一番ですね。