新人ケアマネにおすすめの本13選【実際に読んでみたレビュー付き】
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良いケアマネになれるかは新人の時にどんな勉強をしたかの結果

新人ケアマネから抜け出すには本を読みましょう。なぜなら、ケアマネジメントスキルというのは対人援助のスキルだけでなく、知識が必要だからです。

対人援助技術尚のスキルの部分はすぐには身に付きません。しかし、知識はどうでしょうか。本を読んで理解ができれば簡単に身につけることができます。勉強していない先輩ケアマネに対してスキルではかなわなくても、知識量では勝つこともできるのです。

ですから、新人ケアマネにとって読書することこそが、まず最初に行うべき自己研鑽です。

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150人のケアマネを部下に持って感じたこと

私は介護事業者に約19年勤めていました。そこでは全国のケアマネジャーを統括する役職に就いたので、のべ150人のケアマネジャーを見てきました。

そこで感じたのは、ひとりケアマネやおとなしい上司に育成されたケアマネは良くないということです。

新人の間に甘やかされたり、理論に基づいて検証することを疎かにすると、経験年数を重ねた時に自分が一番正しいという勘違いケアマネを生み出してしまうんだという分析です。経験年数が上がってくると、誰も指摘してくれなくなるんですよね。事業所や利用者に影で文句言われてたりしても自分では気が付かないという悲惨な状況に。

逆に、新人の時に苦労しても何が悪かったのか、どうすればよかったのかを理論的に振り返ることができるケアマネは時間はかかっても良いケアマネに成長します。

そのためには、本を読むということは大事なことです。

陰で馬鹿にされる『裸の王様ケアマネ』『信頼の厚いケアマネ』のどちらになりたいですか。誰でも『信頼されるケアマネ』になりたいですよね。だから、読書なんです。

まずは基本から

まずは、ケアマネジメントに関する基本的な本を読みましょう。そして、余裕が出てくれば心理学とかスーパービジョンとかに幅をひろげていきましょう。

もちろん、新聞などからの日常の情報収集もおろそかにしないようにすることは大事です。高齢者から信頼を失いかねませんので、最低限の世の中で起こっていることを知っておくようにしましょう。

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新人ケアマネにおすすめの本13選

ここからは、私が実際に読ん打本の中から、新人ケアマネにもわかりやすいものをピックアップしています。簡単にレビューも書いていますので参考にしてください。

移動や待ち時間などの隙間時間に読みたいという人のために電子書籍のあるものはその情報も載せています。最近の書籍は電子化されているものも多くて便利ですね。

現場で使える ケアマネ新実務便利帖

ケアマネの業務をフローチャートで解説し、記載例や業務は実践シートに沿って進めるようになっている。実践シートで漏れがないかを確認しながら出来るので、新人ケママネが流れを理解するのにわかりやすくて良い。

本の中で使用されている実践シートはWEB~ダウンロードが可能。

 

実践で困らない! 駆け出しケアマネジャーのためのお仕事マニュアル[第2版]

ケアマネ業務のマニュアル。イラストや図で説明してあるので非常に分かりやすい。

ダウンロードして利用できるチェックシートがあり自分の事例のセルフチェックに活用できる。

ケアマネの仕事を始めたばかりの人には役立つ内容だと思う。

はじめてのサービス担当者会議

サービス担当者会議は新人ケアマネの難関のひとつであるので、頭の中を整理し、進め方をシミュレーションするのに役立ててほしい本。

サービス担当者介護に準備や流れ、終了後にしなければいけないことなどがまとめられている。

ポケットサイズなので鞄の中に入れておいてサービス担当者会議の前に確認しても良いと思う。

サービス担当者会議の進行についてはサービス担当者会議が苦手な新人ケアマネが知らない進行のコツ の記事も参考にしてください。

アセスメントに自信がもてる!アローチャートガイド ケアマネジャーの羅針盤

アセスメントに苦手意識を持っているケアマネジャーの思考の癖をアローチャートというものを用いて整理していく。苦手意識となっている根源を整理して、パターン化することで、克服のカギになると思われる。

アセスメントだけでなくケアプランやサービス担当者会議への活用の仕方もあり、論理的に思考を整理するのに役立てることができる。

分析ツールは自分に合うものに出会うまでいろいろ試してみるのがいいので、アローチャートにもチャレンジしてみると良いと思う。

医療知識 押さえておきたい疾患と薬 (だいじをギュッと!ケアマネ実践力シリーズ)

普段の業務でよくある疾患や薬について解説がしてあるので、勉強になる。しかし、少し言葉が医療者よりなので難しく感じるかもしれない。

逆に言えば、この本に書いてある言葉のレベルが医療連携を図って行くうえでの共通言語といえる。ぜひチャレンジしてほしい。

事例とQ&Aでわかる ケアマネジャーのための医療連携ガイド

医療連携を苦手とするケアマネは多いので、連携を上手にするための基本を押さえておくことができると思う。文章が少し硬く言葉が難しい部分もあるが、事例やQ&Aはイメージしやすいので理解が深まると思われる。

連携シートや記載例は活用していくと医療連携の敷居が下がると思うので書き方を参考にしてぜひ活用してほしい。

【改訂新版】ひと目でわかる ケアマネージャー給付管理マニュアル

給付管理業務が理解できるようになる本。ケアマネジャーの1月の流れが理解できるように構成されていて、新人ケアマネに向けて作ってあるので、非常に理解しやすい。

給付管理だけでなく、ひとつひとつのケアマネ業務での注意するポイントも押さえられている。各帳票の解説などもあって良い。これ1冊でケアマネの仕事のほとんどが網羅できる内容。
はじめてCM業務をするのであれば持っておくべき本。この価格で、この内容はお得感あり。

認知症のケアマネジメント ーすぐに実践できる支援のポイント

医師が書いた本ではあるが、難しい医療用語を使われていないので、医療を苦手とするケアマネでも理解しやすいと思う。

言葉の表現が分かりやすく、たとえも的確なので具体的にイメージしやすい。後半はケアマネがケアマネジメントを行う上でのポイントをまとめてあり、新人ケアマネが基本的なことを抑えるには非常に良いと思う。

ケアマネジメントのエッセンス ー利用者の思いが輝く援助技術

先輩ケアマネがどういう思いでそのケースと向き合ってきたのか。心の中の理解ができる本。

この本を読んで、普段の自分の向き合いかたはどうなのかを振り返るきっかけにしてほしい。ケアマネとしてのマインド形成に役立つ本。

早引きケアマネジャーのためのケアプランの書き方&文例ハンドブック

ケアプランを作成するときにぢんな風に表現すればよいかを助けてくれる文例集。

ただし、このまま使うのではなく自分なりの言葉にアレンジすることが大事。しかし、ちょっとしたヒントがあれば効率よく業務を行うことができるので、持っているとすごく便利。

 

援助力を高める事例検討会 ー新人から主任ケアマネまで

事例検討会は事例提供する側も、進行する側も事前の準備が重要であるが、ベテランでも苦手としていることが多い。価値のある事例検討会にするために読んでおいたほうが良い本。

運営の手法などが具体的に書かれているので、事例検討会を円滑に進める方法が学べる1冊。

ケアマネ試験に合格した人が「食べていけるケアマネ」になるための本

ケアマネの試験に合格してケアマネとして働くために就職するまでに何をしていくのが良いかや仕事先の選び方などが書いてある。良い職場を選ぶための参考として読んでおくと良い。

マンガでわかる ケアマネジャーのためのアセスメント入門

マンガなので活字アレルギーでも読みやすいです。

新人ケアマネの視点で初期の段階で躓きそうなとことを解決に導いているので、分からないままや勘違いしたままでいることを回避できると思う。

新人向けで、手軽に読める感じ。

 

 

 

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